こんにちは、Kanon です。
今回は、個人的に今一番アニメ化してほしい作品『公女殿下の家庭教師』の感想です。
実は公女殿下の家庭教師は、書籍版が発行されてからというもののずっと読んできていたのですが、5巻を境に仕事が忙しくなり、新巻はずっと買っていたものの積まれる一方…
そして先日、ついに5~10巻の5冊が詰まれる羽目に。
これはイカンと思ったものの、5巻から読むと内容を全く思い出せない始末。
なので1巻からもう一度読み始めることに。
ちょうどブログの記事にもなるし、どうせなら背景を完全に思い出した状態で楽しもうと思い、先ほど1巻を読了し、そのままの勢いで筆を執った次第です。
それでは例のごとく、あらすじから参りましょう。
あらすじ
そこは魔法が存在する世界。
そんな世界で王宮魔法士を目指してきた青年・アレンは、目標だった魔法士を不合格になってしまう。
不合格になったのは、自身に才能がなかったからだとあっけらかんとしたアレン。
田舎に帰ろうにも汽車の代金も持たなかったアレンは、お世話になった教授の伝手(策略)により、『魔法が使えない』公女殿下・ティナの家庭教師を引き受けることに。
幾多の家庭教師が匙を投げるなか、アレンは常識外れな指導を展開し…?
無自覚規格外な主人公が悩める少女を導く、謙虚チートな物語!ここに開幕!!
今巻の主な登場人物
アレン

謙虚・無自覚でありながら、物語で随一の能力を誇る主人公。
また天性の年下殺しの異名も持ちます。
アレンは基本的に飄々とした、感情に流されない常に冷静なタイプの男なのですが、家族や大切な人が貶された際には本気で怒ることができる男でもあり、そこが一番魅力的だなと思います。
また口を開けば女の子に「可愛い」とささやくタイプの主人公でもあります。
世の男性諸君は、現実世界ではアレンの真似をしないように。
アレンはイケメンで物語の中に登場する女の子はみんな彼のことを会う前から好きなのでいいのですが、現実世界でアレンの真似をすると、イケメンであったとしても女の子に裏でボロカスにネタにされるイタイ男の出来上がりです(→実体験…??)
ティナ

四大公爵家の一角・ハワード家に生まれながら、生まれつき魔法の使えないことに悩む少女にして、アレンの教え子。
魔法は使えないが、その代わりに厳しい寒さに晒されるハワード公爵家の領地内で育てられる植物の研究で大きな成果を上げている。
その一方で、魔法が使えない現実にくじけることなく魔法の研鑽を続ける努力家である。
アレン曰く、ティナに腕に抱きつかれると、少々痛いとのこと。
エリー

ハワード家に代々仕えるウォーカー家の末娘にして天然ドジっ子メイドさん。そしてアレンの生徒でもあります。
ティナよりは一つ年上で、幼い頃はお姉さんとしてティナと過ごしていたものの、最近ではティナに主導権を握られることがしばしば。
潜在能力に素晴らしいものがありながらも、自分に自信を持てずにいたが、アレンとの出会いによりその才能を開花させ始めた。
リディヤ

四大公爵家が一つ・リンスター家の長女にして、「剣姫」として名を馳せる、アレン曰く"腐れ縁"。
この物語のなかに登場する女の子のほとんどはアレンの教え子にあたりますが、リディヤだけは教え子としてアレンに守られるのではなく、アレンと並び立ち戦うことができる点で、他のヒロインと一線を画しています。
どうやらアレンが王宮魔法士を不合格になった一因は、リディヤが関係しているようで…?
もう少し踏み込んだ今巻のあらすじ
今巻の大筋の物語は、魔法が使えないティナに魔法を習得させ、王立魔法学校への入学を目指すこと。
そして、ティナが魔法を使えない原因であろうと思われる、古の大魔法のお話が触れられています。
その中で、魔法が使えないことに悩むティナ。自分に自信が持てないエリー。
そんな2人の女の子を、自身の授業を通してより強く、そして魅力的に育てていくアレンの姿が描かれます。
感想
今巻は物語の始まりの巻。ということで、魔法が使えない少女・ティナを通して、この魔法が存在する世界の謎があるよ、ということを読み手に知らせるための巻ですね。
全体的には、主人公が圧倒的に強く、可愛い女の子たちが主人公を奪い合う様子や、逆になだめられる様子を楽しむこともできる、ラノベらしい王道ファンタジーとなっております。
ラノベらしい、主人公が最強にしてハーレムな王道ファンタジーを求める人には突き刺さること間違いなしな作品です!