
こんにちは、Kanon です。今回は…

戸塚陸先生の『放課後の聖女さんが尊いだけじゃないことを俺は知っている』の感想記事です。

詳しく見ていきましょう!
あらすじ
「きみも来る?」時刻は午後11時。
平凡な高校生・倉木大和はコンビニからの帰宅途中に、同級生で聖女と呼ばれる美少女・白瀬聖良と出会う。
彼女に誘われるまま、真夜中の繁華街で共に時間を過ごし、その日をきっかけに二人の交流がはじまった。
初めてのダーツ、CD貸し借り、ラーメン巡り……。
たまに甘えてきて、少しやんちゃな一面のある聖良と関わるうちに、大和の退屈だった日常は色づいていく。
「あのとき、大和がついてきてくれて、ほんとによかった」
どこまでも自然体な聖女さんと過ごす、甘くて、尊い、青春と恋の物語がはじまる――。
『 放課後の聖女さんが尊いだけじゃないことを俺は知っている 』戸塚陸 ファンタジア文庫 2021年5月20日 発行 より引用
こんな人におすすめ!
おすすめポイント
- 青春のなかの日常を描いた作品が好きな人
- ヒロインの聖女っぽい外見とのギャップを楽しみたい人
- クール系主人公が好きな人
- 基本的に主人公とヒロインの会話で成立している物語を楽しめる人

以上のどれかに当てはまる人にはとてもおすすめです!
ネタバレなし感想

twitterのネタバレなし感想はこんな感じでした。
以降はネタバレを含む感想になるので、嫌な方はブラウザバックをお願いいたします。
ネタバレあり感想
"聖女"のイメージとギャップを感じる行動をとるヒロイン
この作品のタイトルにある、"聖女"という謳い文句が先行し、それがこの作品を読む前にイメージとして植えつけられます。
"聖女"であるヒロイン・聖良はもちろん美しいですが、基本的には我が道を行くタイプです。
カラオケでアニソンを歌ったり。
異性と一緒にラーメンを食べるときにもにんにくをたっぷり入れたり。
全くの無意識で体を密着させてきたり。
といった、他人を全く気にしないところがこのヒロインの個性です。
が、後になって自らのにんにく臭に気づいて顔を赤らめたりという可愛い一面を見せてくれたりします。

クールなヒロインが恥ずかしがるシーンは…
やはりどの作品でもいいですね…
そういう意味でも尊いということでしょうか(笑)
恋の進展具合は?
まだお互いがお互いに対して恋心は抱いていない状態です。
が、"気の置ける相手"としてお互いに思い合っている状態ではありますね。
今巻のラストでは聖良が少しの弱さを見せて…
それに対して主人公・大和が「聖良の傍にい続けたい」と決意を固めたりと、恋の種まきの段階でしょうか。
ここからどのように恋心をはぐくんでいくのか楽しみです。
総評
物語的には急転直下な展開はありません。
が、とにかくクール然とした"聖女"さんが見せる可愛らしい一面を楽しんだり。
学生が恋心に気づくまでの日常や過程を自然に描いているので、世の青春ラブコメ好きには刺さると思います。
私自身2巻がとても楽しみです。
既刊のようなので、さっそく読んでいきます!
以上、『放課後の聖女さんが尊いだけじゃないことを俺は知っている』 感想 レビュー ネタバレ でした!