ガガガ文庫 シリーズ第1巻 レビュー

"月に手を伸ばす物語" 『千歳くんはラムネ瓶のなか』 感想 レビュー ネタバレ

みなさんこんばんは。ラーメン食太郎です。

今回は裕夢先生の『千歳くんはラムネ瓶のなか』通称『チラムネ』についての感想記事です。

『チラムネ』はこのラノにて2連覇を達成していて、前から興味を持っていた作品でした。

2022年の「このラノ」については以下の記事で詳しく書いていますので、よければご覧ください。

そのほか、このラノ2022のベスト10作品のうち、読了済みの作品は以下の記事で紹介しておりますので、よければ一緒にぜひ!

ここからは『チラムネ』1巻について詳しく見ていきましょう!

あらすじ

主人公は、超絶リア充。

『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』

学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。

圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖。
努力型の後天的リア充・内田優空。
バスケ部エースの元気娘・青海陽……。

仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――? 

第13回ライトノベル大賞、優秀賞受賞。
新時代を告げる“リア充側”青春ラブコメ、ここに堂々開幕!!

『千歳くんはラムネ瓶のなか』裕夢 ガガガ文庫 2019年6月23日 発行 より引用)

こんな人におすすめ!

  • 主人公が終始無双する物語が好きな人
  • 可愛いヒロインたちが登場し、ちょっとムフフな展開が入るのが好きな人
  • 学園コメディが好きな人
  • 思春期の少年少女がアイデンティティに悩み、それを確立していくまでの物語が好きな人
  • とはいえ物語としては重すぎず、適度にくすりと笑える展開や、思春期男子にとってはご褒美な展開が適度に織り交ぜられている構成が好きな人

以上のどれかに当てはまる人にはすごくおすすめです!

ネタバレなし感想

twitterのネタバレなし感想はこんな感じでした。

kindleセールは2022年3月31日まででした。

以降はネタバレを含む感想になるので、嫌な方はブラウザバックをお願いいたします。

ネタバレあり感想

文章がすごく自然で読みやすい

個人的にこの作品で一番すごいと思うのがこれ。

文章がすごく自然で読みやすいことです。

「"読みやすい"の定義ってなんやねん」と思う方いらっしゃいますよね…?

読みやすいと食太郎が感じた理由なのですが、「ラノベというジャンルに見られる独特な文章表現がなく、かといって一般文芸ほど固い文章でもない」ということです。

なので、「これからラノベ読み始めたいな」という人のみならず、「読書を趣味にしたいな」という人に向けても、読み始めの1冊(シリーズ)としてすごくおすすめできる1冊です。

特に中・高・大学生という学生にとってはテーマも相まって物凄くウケるだろうな…と。だからこそデビュー作からこのラノ2連覇できているんだろうなという印象です。

今巻のテーマは"リア充"と"非リア"

リア充側にいる千歳くんと、非リア側にいる健太くん。

この二人が出会い、健太くんがリア充に生まれ変わろうとするのを千歳くんはじめ、その仲間たちがフォローし、紆余曲折あって、最終的に千歳くんと健太くんが真に友達になるというところまでが今巻のあらすじ。

物語の中では、"リア充"と"非リア充"というものがどのようにして生まれているのかというところから、"リア充はこう考えている" "非リア充はこう考えている"という両極の目線を深い理解を以て描かれていたのが印象的でした。

おそらく、現在進行形で学園生活を送っている層には、すごく刺さる内容になっていること間違いなしです。

これから自分はリア充を目指すのか?それともこのまま非リアでいいと割り切ってしまうのか。それとも自分自身が充実していればそれでいいと割り切って、リア充でも非リア充でもなく、自身の幸福のみを追求していくのか?

その方針を見出すためのコンパスとなるような作品ではないかと思いました。

タイトルの意味

ラムネ瓶のなかにあるビー玉って、綺麗で取り出したいけど、そのためにはラムネ瓶を割らないと取り出せないですよね?

(最近のラムネ瓶は蓋にスクリューがついていてあけられるようになってたりするけど…)

そんな取り出せない容器の中にある、きれいなもの。

ラムネ瓶のビー玉を綺麗だと思うのは、取り出せないからこそ綺麗だと思うわけで。

千歳くんの生き方はまさにそれで、自分自身がきれいであれる状況を作り出し、そのなかできれいであり続けたい。

そんな千歳くんのスタンスを描きますよ、という意味でこのタイトルなのかなと思いました。

若干戸惑うとすれば、登場人物が多いこと

1巻にしてかなり多くの登場人物が登場します。

いきなり10人以上の主要な登場人物が現れるので、なかなか名前と人物像が一致しないかもしれません・

なので読んでいく際は、reamz先生の神イラストを活用して、キャラが登場するたびに本の最初のキャライラストに戻って、絵と人名を一致させておけば、スムーズに読み進められるかと思います。

総評

テーマが千歳くんというリア充の生きざまと、千歳くんの周りで起こる事件を解決していくことなんだなということが今巻でわかりました。

いきなりテーマがリア充と非リア充ということだったので、次巻以降のテーマが何になるのかがとても気になります。

2巻以降も楽しみに読めそうな作品に出会えたので、引き続き当ブログで感想記事を紹介していきたいと思います!

以上、『千歳くんはラムネ瓶のなか』 感想 レビュー ネタバレでした。

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