
こんにちは、Kanon です。今回は…

平坂読先生の『変人のサラダボウル 2』の感想記事です!

詳しく見ていきましょう!
あらすじ
おもしろさ全振りの群像喜劇、第2弾登場!
異世界の姫サラと女騎士リヴィアが岐阜に転移してきて早一ヶ月。
探偵の仕事を通じて友達や知り合いも増え、楽しい毎日を送るサラ。
惣助はそんなサラを学校に通わせられないかと、弁護士のブレンダに相談するのだが……。一方、相変わらずホームレス生活を送るリヴィアも、宗教家の皆神望愛やキャバ嬢のプリケツ、チンピラのタケオなど怪しげな人々と再会してしまうのだった。
本格的にカオスになっていく人間模様の先に、果たして何が待つのか――。
平坂読×カントクが放つ、予測不能の群像喜劇第2弾、面白さ全振りで登場!
『変人のサラダボウル 2』平坂読 ガガガ文庫 2022年2月23日 発行 より引用
前巻の復習はこちらからどうぞ!
ネタバレなし感想

twitterのネタバレなし感想はこんな感じでした。
以降はネタバレを含む感想になるので、嫌な方はブラウザバックをお願いいたします。
ネタバレあり感想
サラと惣助の関係
探偵業務の途中に、ひょんなことから競馬場を訪れたふたり。
競馬を見たサラがやってみたいということで、サラの予想を代わりに惣助が購入したところ、どんどんあたっていく展開に。
ひとしきりレースも終えて、テンションが上がったところで、惣助は言います。
「俺の娘になるか?」
と。それに対してサラは、照れたように肯定を返します。
このシーン、少し前までは他人だったふたりがいろんな経験を経て家族になろうとする瞬間で、うるっと来てしまいました。
それまでにも、他人として一線を引くサラに対して、「もっと頼れよ」という気持ちを垣間見せていた惣助の姿を見ていたので、ふたりの関係が進展する様をみて感動したのだと思います。
ブレンダと閨
さてさて。
一方で惣助に恋心を抱いている敏腕弁護士・ブレンダと元後輩・閨。
前巻では恋心を仄めかすシーンのみでしたが、今巻で明確に好意を抱いていることが描写されていました。
偽りではありながらも、高校生の頃ゆきずりの女性と一夜を過ごし生まれた娘という設定になっているサラがいることで、今後このふたりがどのように動いていくのか注目ですね。
リヴィアはというと
一方で私のお気に入りキャラ・リヴィアはというと、相変わらずアホであるがゆえに面白展開に巻き込まれます。
知らぬ間に転売ヤーの片棒を担がされていたり。
知らぬ間にヒモとしてパチ〇コを打っていたり。
ラノベヒロインがパチ〇コを打つ姿を想像して、笑いが止まりませんでしたw
(望愛殿にお金をもらいっぱなしというのも気が引けますし、ちょっと稼いでいきましょう)
リヴィアは意気揚々とパチンコ店に入っていくのだった。
『変人のサラダボウル 2』平坂読 ガガガ文庫 2022年2月23日 発行 より引用
このシーンがやばすぎましたw
また前巻で登場したリヴィアが風俗で出会った教育係・プリケツこと弓指明日美と再会。
明日美はバンドでメジャーデビューを目指していたのですが、価値観の違いからバンドは解散してしまいます。
そこで新たなメンバーとしてリヴィアを勧誘します。
さらにリヴィアから望愛と繋がり、3人でバンドを結成することに。
ちなみに望愛は作曲面での能力を買われての加入だったのですが、ここでも面白シーンが。
「ちなみに望愛さんってどんな曲作ってるんですか?」
「主にマインドコントロール用のサブリミナル音源を制作しております」
「は?」
『変人のサラダボウル 2』平坂読 ガガガ文庫 2022年2月23日 発行 より引用
この流れもめちゃくちゃ笑いましたw
総評
あらすじのとおり、今回もおもしろさ前回の一冊でした!
感覚として、「こち亀」に通じる面白さがあるなと思いました。
次巻からは、サラは小学校、リヴィアはバンド、ブレンダと閨の恋愛模様が見どころになるでしょうか。
展開が読めなさすぎるので、はやく続きを読ませてほしいですね!
以上、『変人のサラダボウル 2』 感想 レビュー ネタバレでした。