
こんにちは、Kanon です。今回は…

三河ごーすと先生の『義妹生活 4』の感想記事です。

詳しく見ていきましょう
あらすじ
悠太が初めて沙季に「兄さん」と呼ばれて以来、兄妹として進展したかに見えた二人だったが、
互いに秘めた想いのせいもあってか、その関係はどこかぎこちなかった。
そんな中で、三者面談、オープンキャンパス、男女混合の勉強会など、様々なイベントが訪れ、二人はそれぞれ新たな出会いを果たす。『距離の近い異性が偶然ひとりしかいなかったから、好きになっただけ』
そんな意地の悪い命題に直面した二人は、再び自分自身の感情と向き合うことに。
未来と現在、常識と非常識、建前と本音、自分の幸せと家族の幸せ。
何を優先し、何を我慢するのが正解なのか?『義妹生活 4』 三河ごーすと MF文庫J 2021年12月24日 発行 より引用
悩みと出会いの果てに、悠太と沙季はある“決断”をくだす――。
前巻の復習はこちらからどうぞ!
ネタバレなし感想

twitterのネタバレなし感想はこんな感じでした
以降はネタバレを含む感想になるので、嫌な方はブラウザバックをお願いいたします。
ネタバレあり感想
今回のテーマは「新たな出会い」
悠太・沙季ともに、恋してはならぬ相手への恋愛感情を自覚し思い悩むことになりました。
そこでそれぞれの友人、丸・真綾から「新たなことに挑戦する」というアドバイスを受けます。
そうして悠太・沙季はこれまでとは違うことに挑戦することに。
沙季はオープンキャンパスで工藤先生と出会う
沙季は進路相談会にて、進路先として提案された大学のオープンキャンパスへ参加するという新しいことに挑戦します。
そこで、前の3巻で読売先輩とディベートしていた大学の准教授・工藤先生と出会います。

工藤先生は倫理学を専門としており、兄妹との恋愛についてアドバイスを受けることになります。
それは…
「他の魅力的な男子と交流してみても尚、自分の感情に変化がないのであれば、その時はその本物の感情を大切にしてあげなさい」
『義妹生活 4』 三河ごーすと MF文庫J 2021年12月24日 発行 より引用
というものでした。
悠太はシミュレーションゴルフをしていた時に藤波さんと出会う
思いつめた様子の悠太を読売先輩はシミュレーションゴルフに誘い出します。
そこで偶然出くわしたのは、前巻にて予備校で出会った背の高い女性・藤波さんでした。

藤波さんは自身の身の上を話したうえで、悠太に対してこう問いかけます。
「浅村くんも気持ちに蓋をして無理に消そうとしていませんか?」
『義妹生活 4』 三河ごーすと MF文庫J 2021年12月24日 発行 より引用
こうして悠太は改めて沙季への気持ちに気づかされることになります。
ふたりはすり合わせる
自分の気持ちを再確認した悠太と沙季。
ふたりはお互いの感じていることをすり合わせます。
ひとつ。自分たちの気持ちのせいで両親を困らせたくないし、幸せを壊したくないこと。
ふたつ。違う男の子・女の子と仲良くしていたら嫉妬するし、モヤモヤすること。
以上のことから、ふたりはこんな結論を導き出します。
特別に距離の近い異性の兄妹として、仲を深めていく。…両親には内緒で。
こうしてふたりの、義妹"との秘密の"生活が始まるのでした。
総評
前巻のあとがきで三河先生も触れていましたが、工藤先生・藤波さんを重要なキャラとして使いましたね。
そして次巻の予告では、悠太・沙季の周囲の人間がふたりの変化に気づき始めたりと、波乱の予感もあります。
一方でお互いの気持ちを確かめ合ったふたりが恋人のようなことをはじめたりもするのでしょうか?
次巻も楽しみです!
以上、『義妹生活 4』 感想 ネタバレ レビューでした。