
こんにちは、Kanonです。今回は…

暁なつめ先生の『この素晴らしい世界に祝福を! 2』の感想記事です。
あらすじ
「……金が欲しいっ!」
もうすぐ迫る冬に馬小屋暮らしは辛すぎる。
生活拠点の確保が急務だ。
そんなカズマに「屋敷に住み込みで悪霊退治をして欲しい」と願ってもないチャンスが訪れるが……!?
電子版特典として、電子限定書き下ろし短編『紅魔族は知能が高い』を特別収録!
『この素晴らしい世界に祝福を! 2』暁なつめ 角川スニーカー文庫 2013年12月1日 発行 より引用
前巻についての記事はこちらからどうぞ
ネタバレあり感想
1章 この真の仲間たちとトレードを!
前巻ラストでアクアの作った借金を返済すべく、雪精の討伐クエストを受けたカズマ一行。
しかしクエストの最中、カズマは強力なモンスター"冬将軍"に首ちょんぱされてしまい、この世界の女神・エリスのもとへ送られます。
このお話はアニメ版では1期7話で描かれています。
アニメ版ではカズマが蘇生されたところで終わりなのですが、小説版では後日談があります。
翌日カズマは別のパーティーにいた冒険者・ダストとパーティー交換を行い、カズマはダストのパーティーへ参加し、ダストはカズマのパーティーに参加して冒険をはじめます。
最初はカズマのパーティーを羨んでいたダストですが、実際に一日冒険してみるとロクでもないパーティーだったことに気づく…
というお話が小説版では展開されているのでした。
2章 この迷宮の主に安らぎを!
貴族の令嬢と駆け落ちしたかつての天才魔法使いを成仏させるお話。
アクアが女神らしい活躍をして見事に魔法使いを成仏させ、しんみりする珍しい回…と思いきや、やっぱり最後にはアンデッドを引き寄せてカズマをピンチに陥れる駄女神っぷりを発揮しますw
このお話はアニメ版では2期3話で描かれています。
3章 この幽霊少女に愛の手を!
ウィズ経由で知り合った不動産屋から幽霊屋敷の除霊を交換条件に住居を手に入れるお話。
しかし、もともとその屋敷に幽霊が集まっていたのは、アクアが共同墓地に張った結界が原因だったことが判明しますw
このお話はアニメ版では1期9話で描かれています
このお話はアニメ版では1期8話で描かれています。
4章 この素晴らしい店に祝福を!
サキュバスの淫夢サービスをカズマが申し込むお話。
カズマに夢を見せるべく屋敷に侵入しようとサキュバスがアクアの(勝手に張っていた)結界に引っかかり、アクア・めぐみん・ダクネスに退治されかけますが、元はカズマがサキュバスのサービスを申し込んだがために起こった出来事。
カズマは仲間たちの反対を押し切り、サキュバスを守るために戦います。
と、同時にカズマが夢と勘違いしてダクネスと一緒にお風呂に入るというお色気回でもありました。
このお話はアニメ版では1期9話で描かれています。
あとこのお話はカズマの中の人である福島潤さんの演技と演出が良すぎて、アニメ版で見たときは笑いが止まりませんでしたw
5章 この理不尽な要塞に終焔を!
街に迫る大量破壊兵器・機動要塞デストロイヤーを迎撃するお話。
このお話で一番面白かったのが、デストロイヤーを作った科学者の日記ですw
デストロイヤーができたのは、ノリで兵器開発が進み、ノリで暴走させたという大迷惑な内容でしたw
そして爆発しそうな動力源をウィズのテレポート魔法でどこかへ飛ばすことになるのですが、転送先はランダムに決まるため、テレポート魔法を使うのに戸惑うウィズ。
しかしテレポートさせなければウィズはもちろん、カズマやその仲間、住んでいる街もなくなってしまいます。
そこでウィズの背中を押すためにカズマが一言。
「全責任は俺がとる。こう見えても俺は運がいいらしいぜ」
どう考えてもフリでしかない、このセリフw
こうして直近の危機はさりましたが、後日、カズマに国家転覆罪の容疑がかけられている。
というところでこのお話が終わります。
おそらく、ウィズのテレポートで送った場所がこの世界の政府機関とかで、そこを爆破したとかそんなオチでしょうw
このお話はアニメ版では1期10話で描かれています。
総評
個人的に一番好きなのがダクネスのドMっぷりとそれを引き出すカズマの掛け合いなのですが、今巻はそれがマイルドだったので、次巻以降に期待したいですね。
アクアのアホな行動に対してカズマが謝る展開も好きで、その展開は今巻のなかで多く描かれていたので満足でした。
以上、『この素晴らしい世界に祝福を! 2』 感想 レビュー ネタバレでした。