
こんにちは、Kanonです。今回は…

平坂読先生の『妹さえいればいい 11』の感想記事です。

詳しく見ていきましょう。
ネタバレあり感想
ひとつの物語は終わりを迎える
千尋が女の子であることが公になり、今巻ではさらに女の子としてのイベントを消化していきます。
春斗への恋心のため成績を落とし、恋を自覚していなかったものの兄によりそれを自覚します。
そして思い切って告白したものの…玉砕(泣)
前向きな気持ちで告白したにも関わらず千尋にとって初めての失恋はショックが大きすぎたようで、千尋はふさぎ込んでしまいます。
そんな千尋を心配した伊月は、長年近づくことがなかった実家へ赴きます。
距離を感じていたのは伊月だけで、いざ戻ってみればなんということはなく、羽島親子はこれまでの時間を埋めるように一夜を過ごしました。
ここでおもしろイベント。
伊月父が千尋を振った男に文句を言ってやると酔った勢いで言い始め、伊月も悪乗りします(笑)
春斗はいきなり振った女の子の父親から電話で責めたてられるという事態にw
その状況に気づいた千尋が烈火のごとく怒り、「次やったら二度と口利かない!」という私が人生で娘に言われたいセリフ2位が登場。
このシーンで羽島家がやっと家族になった感じがして、他人事で物語の中の家族にもかかわらず、微笑ましい気持ちになりました。
千尋絡みのイベントは大体消化された感じですね。
ひとつの関係は終わりを迎える
そして主人公・伊月。
これまで抱えていた家族とのわだかまりも解消し、何とか小説を書けるまで持ち直します。
土岐も商業的には問題ないという判断でこれまで出版が止まっていた『妹のすべて』の新巻を出版するも…
それに激怒したのが那由多でした。
伊月は小説はかけるようになったものの、妹が現れたことでこれまでの妹愛に特化した伊月の作風は消え、『羽島伊月の妹もの作品』ではなく『ただの妹もの作品』になってしまっていたんですね。
そこからふたりは喧嘩をしてしまい、初めての喧嘩で行きつくところまで行きついてしまうのでした・・・
総評
ひとつの物語に一区切りつき、そしてひとつの関係にも一区切りつきました。
深刻なのは後者ですね。
どうも次巻では私の大天使・京が活躍する様子。
楽しみじゃ…
以上、『妹さえいればいい 11』 感想 レビュー ネタバレでした。