こんにちは、Kanon です。
今回は、以前当ブログでも紹介した、
『ひだまりで彼女はたまに笑う。』の2巻の感想レビューです。
1巻の感想記事についてはこちら!
それでは早速あらすじから行きましょう。
当巻のあらすじ
前巻ラストでの出来事をきっかけに、楓との距離を縮めることに成功した伊織。
そんな成功体験もあって、伊織はより楓との距離を縮めたいと願う。
そのための第一歩として、「名前で呼び合う」ことを目標とする伊織。
果たして伊織は目標を達成することができるのか…?
一方の楓も、自身の伊織への感情の変化を自覚し始めていた。
そしてそんな2人を横目に、もう一つの関係も動き始めていくのであった…
という感じです。
所見
今巻も伊織が奮闘する姿を微笑ましく見ていられました
今巻のテーマは、『名前で呼び合うこと』
恋したことがある人は皆誰しも、名前で呼ぶタイミングに迷ったことがあると思います。
付き合う前から?
付き合ってから?
それともずっと「くん、さん」付け?
いまの好感度でも名前呼びは許される?
相手の名前を呼びたいけど、いきなり変えるのも変だし、自然なタイミングで。
普段の会話のトーンに混ぜて名前呼びしたり。
そういった時の男の心理が、伊織に詰め込まれていました。
また一方で、自分のことも名前で呼んでほしいと思うこと、ありますよね。
少し意識し始めた異性から名前で呼ばれた時の、歯痒いというか、気恥ずかしさというか。
そんな感情は、楓の方で愛らしさたっぷりと表現されています。
もう、名前呼びを試みるやりとりの間、読んでるこっちはずっと「ハラハラ、ムズムズ」しっぱなしでした!
楓が巻を増すごとに可愛くなっていく

今巻の裏表紙なのですが、とある事情で看板の裏に隠れるけど隠れきれていない楓。
これまでは「たまにほほえむ彼女」だった楓ですが、お転婆な一面や、顔を朱に染める場面が増えてきています。
その感情を「恋」とはまだ自覚している様子はないのですが、気持ちの高揚は感じている様子です。
それを「恋」だと自覚した時、果たして楓がどのように変わるのか。
今後の展開から目が離せません!
※ネタバレ注意※ 手を繋ぐのか!?と思いきや
実は今巻、楓が伊織に手を握って欲しいと心の中で思うシーンがあります。
伊織は手を握る素振りは見せません。
そんなとき、2人の小指が触れ合います。
伊織はそれを避けようとはしません。
そんな状態でも、楓は「満たされている」と感じ、今はこれくらいでいいかも、と思います。
このシーンですが、今の楓の心の距離感をすごく表していると思うんですよね。
今以上の関係を望みつつ、けれど今の関係に満足している。
そう思うのはきっと、今の関係が心地いいからなんだと想像してしまいますよね。
感想
今巻でも、急激に関係が変わるわけではなく、一歩また一歩と距離を縮めていく過程を見せられました。
伊織と過ごす時間が増えるにつれ、どんどん楓が可愛くなっていきます。
高橋先生は3巻ではどんな進展を見せてくださるのか。
楽しみに待ちたいと思います!
以上、『ひだまりで彼女はたまに笑う。2』の感想レビューでした。