
こんにちは、Kanonです。今回は…

平坂読先生の『妹さえいればいい 9』の感想記事です。

詳しく見ていきましょう!
あらすじ
「お兄ちゃん!!」
相生初に続き、第15回新人賞受賞者たちの作品が続々と刊行された。
那由多に憧れる笠松青葉もどうにかデビューを果たすのだが、待っていたのは酷評の嵐だった。
伊月はそんな彼女の姿に自分のデビュー当時のことを思い出し、励ましの言葉をかける。
一方、いよいよ放送が近づいてきた『妹のすべて』のアニメ制作ではさらなるトラブルが相次ぎ、京はいよいよ就職活動が始まり、千尋の前にもお掃除ロボットではなくちゃんと人間のライバルが登場する。
大人気青春ラブコメ群像劇、妹がいっぱいの第9弾登場!!
『妹さえいればいい 9』 平坂読 ガガガ文庫 2022年5月16日 発行 より引用
ネタバレあり感想
ちゅどーん
千尋の爆弾がついに爆発しましたね。
前の巻で若干のフリがあったものの、ここで爆発しました。
今巻では正統派妹キャラの撫子ちゃんや、心変わりした青葉が妹キャラ化したりとひっそりと千尋の甘え心を煽るようなイベントも多くて、最後の最後で破裂させるためのフリが多かったですね。
で、こうなってくると心配なのが伊月。
実は妹がいたことによって、伊月にどんな影響がでるのか…
予想ですが、暗い展開に入っていきそうな?
その他関係性の変化について
まずはアシュリーですね。
まさかの海津にタクシーで自宅まで送ってもらい、ベッドまで運ばれていくというね。
これは…恋の始まりの予感がするやないか…。
そして就活に苦戦する京。
自分のやりたいことが見えず、平服トラップにひっかかったり(就活あるある…)、面接でうまく受け答えできなくて落ち込んだりと苦しい展開が続きます。
そんな中、神坂蒼真がGF文庫を追放になる事件に遭遇し、「作家と一緒に泣ける編集者」を目指す決心がついた様子。
今巻はそこで終了。これからどうなるのかな…
総評
個人的に京の就活のお話にすごく共感できるものがありました。
現在進行形で、「この仕事続けてていいのか…?自分は幸せになれるのかな…?」と考えている自分にはタイムリーなお話でした。
そして京が参考までに聞いたケンケンが編集者を目指そうと決めたときのヒモ時代の話で爆笑w
あとがきにて、「ちなみに土岐健次郎の過去については実際の人物とは一切関係ありません。担当編集の岩浅さん、貴重なお話聞かせていただきありがとうございました!」とあり声に出して笑いましたw
以上、『妹さえいればいい 9』 感想 レビュー ネタバレでした!