
こんにちは、Kanonです。今回は…

暁なつめ先生の『戦闘員、派遣します!』の感想記事です。
あらすじ
秘密結社キサラギの世界征服は目前に迫り、主人公・戦闘員六号は贅沢な余生を想像していたのだが……
上司A「次、惑星派遣だよ」→六号「うそん?」
――不遇キャラたちが織りなす、新世界侵略バトルコメディ!!
『戦闘員、派遣します!』暁なつめ 角川スニーカー文庫 2017年11月1日 発行 より引用
こんな人におすすめ!
おすすめポイント
- 物語のノリが小学生w
- ポンコツな女の子たちとのちょっぴりエッチな展開を期待したい人
- 『このすば』のようなノリの物語を求めている人

以上のどれか一つでも当てはまる人にはとてもおすすめです!
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これも刺さるかも
ネタバレあり感想
大筋はやっぱり異世界転生モノ
といっても死んでいるわけではないので、転生ならぬ転送ものですね。
主人公の六号とサポートアンドロイド・アリスの二人は地球とは別の星へ転送され、その星が地球の代わりたりうるのかの調査をすることになります。
地球温暖化の解決とか、食糧問題の解決とかといった地球外への脱出を求めての冒険…といった側面は弱いです。
地球征服生業としていた秘密結社キサラギが、「このままだと仕事なくなるじゃん。ならほかの星を侵略すりゃいいんじゃね?」というノリで他の星の調査を始めるというかなり自己中心的なノリで冒険が始まります(笑)
暁先生らしいポンコツヒロインたちのオンパレード
暁先生の作品というだけあって、この作品にも『このすば』のようなポンコツ美少女を期待している人は多いのではないのでしょうか?
私もそのひとりでした。
そしてその期待に見事にこたえてくれています。
出世欲が強く、手柄の取り分にばかりこだわる女騎士・スノウ(某女神のような名前ですね)
高性能だけど過度な衝撃を加えると搭載された動力炉が暴走し自爆する六号の相棒にしてアンドロイド・アリス
ケモミミ中二病患者・ロゼ
邪神教の大司祭にしてドスケベパンティを穿いている不死身・グリム
このようになかなかに癖が強いメンツ。
今巻ではスノウが六号におっぱいをもまれたり、パンツをずり下ろされたりとエッチな目に遭います。
(この微エロこそラノベの醍醐味の一つですよね)
笑った小ネタ
おちん〇ん祭り
転送先の世界の雨ごい用オーパーツが壊れてしまい、アリスが修理しました。
修理後マシンを再起動したところ、パスワードを求められたため、六号がとっさに唱えたのが「おちん〇ん祭り」。
作中でアリスも突っ込んでいましたが、小学生のノリかよw
くだらなさ過ぎて笑いました。
暁先生が、読者を笑わそうとこのワードを真剣に考えたんだろうなと想像してさらに笑いましたw
チャックマン
同じく小学生のノリですがw
六号の所属する秘密結社キサラギは悪の組織を自称していて、悪行を重ねることでポイントがたまるシステムになっています。
そのポイントと交換することで、地球から様々な最新文明の武器を受け取ることができるという設定があるのです。
物語のなかでは、転送先の世界が魔王に襲われており、スノウやロゼ、グリムがピンチに陥ります。
彼女たちを救うために地球から武器を送ってもらおうとしますが、そのために必要なのがこの悪行ポイント。
六号は彼女たちのために悪行ポイントを貯めるのですが、その方法が「街ゆく女性の前でチャックをギリギリまでおろす」という露出狂のそれw
おかげで六号には「チャックマン」というあだ名がつきますw
総評
すっごいおもしろかったです。
2巻も買います。というかフライングして2巻のあらすじを見てしまったんですが、あらすじだけで笑ったのでもう買うしかない。
この悪行ポイントというのがミソですね。
これがあるおかげでシュールさと、悪行ポイント稼ぎのためのセクハラが同居していて、コメディとエロがミックススパイス状態です。
笑い・微エロ・クズさの3つを求める読者にはドンピシャで刺さることでしょう。
以上、『戦闘員、派遣します!』感想 レビュー ネタバレ でした。