
こんにちは、Kanon です。今回は…

坂石遊作先生の『才女のお世話1 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました』の感想記事です。

以前こちらの記事で紹介しており、実際に読んでみた感想ですね
あらすじ
男子高校生・友成伊月は、誘拐に巻き込まれたことが切っ掛けで、日本随一の財閥のお嬢様・此花雛子のお世話係をすることに。
表向きは才色兼備な雛子だが、その正体は生活能力皆無のぐうたら娘だった。
しかし、家の都合で、学校では「完璧なお嬢様」を演じなければならない雛子。
そんな彼女を守りたいと思い、甲斐甲斐しく世話を焼く伊月。やがて雛子も伊月に全力で甘えてくるようになって――
「今は……伊月が傍にいない方が、嫌」『 才女のお世話1 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました 』坂石遊作 HJ文庫 2021年5月1日 発行 より引用
ギャップ可愛いお嬢様との主従を越えて始まる恋物語。
こんな人におすすめ!
おすすめポイント
- お嬢様×従者のラブコメが好きな人
- 生活力0のダメダメ系ヒロインが好きな人
- 幼馴染や正統派お嬢様(金髪縦ロール)キャラが好きな人

以上のどれか一つでも当てはまる人にはとてもおすすめです!
ネタバレあり感想
世間では悪役令嬢ものが流行っていますが…
単刀直入に言って、面白かったです。
この手の作品は、私が『ハヤテのごとく!』の世代なこともあって、どうしても『ハヤテのごとく!』と比べて読んでしまいます。
けれどこの作品では、「生活力皆無」という属性をヒロインに付与していて、表向きは完璧お嬢様だけど実はダメダメな女の子というギャップが可愛く、そんなヒロインをお世話する主人公というキャラ付けで差別化されているなぁと思って読んでいました。
ストーリー的には、途中で出てきた庶民の文化としての「3秒ルール」
これが伏線になっていて少し意外でした。
最終的にはヒロインと主人公の親密度がある程度深まってきたところで引き離される展開になりますが、なんとか最後には元鞘に収まるという筋書きでした。
この展開も無理矢理ではなく、理屈の通った展開で好感を持てました。
世の中のお嬢様系ラノベと言えば悪役令嬢モノが流行っていますが、こうした正統派お嬢様ラブコメ系ラノベを久しぶりに読んでみると、これはこれでいいものだと思いました。
総評
イラストも神々しくてすごくよかったです。
たまに表紙だけすごく惹かれるものだけど、中のイラストがイマイチ…
ということがありますが、この作品のイラストはすべて見事でした。
2巻への伏線だと思われるものがあったのが気になるのと、純粋に面白いと思えた作品だったので、2巻購入の可能性高です。
おそらく私と同じく、いま読むからこそ刺さるっていう人が多いのではと思いました。
以上、『才女のお世話1 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました 』 感想 レビュー ネタバレ でした。