
こんにちは、Kanon です。今回は…

平坂読先生の『妹さえいればいい 5』の感想記事です。

詳しく見ていきましょう!
あらすじ
出版社はブラック企業!!
伊月の担当編集である土岐健次郎(趣味:風俗通い)の推薦でGF文庫編集部でアルバイトすることになった白川京だったが、彼女を待ち受けていたのはバイトの領域を超えた恐るべき労働の日々だった。
伊月や那由多といった問題児作家からの原稿回収、蚕のマンガのモデル(全裸)、那由多の取材(全裸)、連日の飲み会、作家や編集者からの無茶振り……。
労働基準法なにそれおいしいの?
社会の厳しさを知り大人の階段を登る京(全裸)に、恋愛方面でも変化が……!?
身も心もさらけだす出版業界ラブコメ、衝撃の第5弾!!
『妹さえいればいい 5』 平坂読 ガガガ文庫 2016年7月25日 発行 より引用
前巻の内容はこちらから
ネタバレあり感想
今巻の主人公は京!
全俺が待ち望んでいた回がやってきました…
今巻の主人公は京!主人公にしてヒロイン!
仕事に恋に全力で取り組みます!
前巻のラストで編集部でのバイトを始めることが仄めかされていた京。
前巻の展開そのままに実際に編集部で働き始めます。
そこでは初日から〆切間際の那由多の原稿を取ってきて編集部員から崇められたり、伊月のアニメ制作が不本意な方向へ転がりそうなところへ助け舟を出したり、蚕が漫画家になることを阻止しに来た蚕父に上条さんバリの熱い説教をかましたり…
いきなり編集部内で大活躍します。
そして恋愛。
春斗からは告白されたものの保留し、京自身は伊月に告白するもすぐに振られてしまいます。
仕事のほうが順調にいっていた勢いで伊月に告白しましたが、「考える時間をくれ」ということもなくすぐに振られてしまいました・・・
この辺りがただのハーレムラブコメとの違いでしょうか。
この失恋を経て京がどのように変わっていくのか?周りの人間たちとの関係性がどう変わるのか?
が今後の見どころの一つになりそうです。
話の中心は業界ネタ
アニメ化に際してのスタッフの顔合わせ。
レーベル主催の新人賞の選考。
編集者の仕事。
こういった業界ネタがたくさん描かれます。
個人的に一番面白かったのが、編集部からの「役員人事のお知らせ」という作家にとってはクソどうでもいい内容で平坂先生自身がペンネームバレしたエピソードで失礼ながら笑ってしまいました。
このお話のタイトルも「実際にこういうミスが何度もあったので各編集部はもっと気を付けてくださいマジで」というのが「攻めてるなぁ」という感じですよね(笑)
まさに売れっ子だからこそできるある意味での遊びだと思います。
総評
個人的にこの作品のメインヒロインだと思っている京がヒロインと主人公している姿が見られて非常に満足でした。
悲しくも失恋という結果になってしまった京がこれからどうなっていくのか楽しみです。
そしていよいよ伊月のアニメ作品も動き出す気配が!
アニメ化のお話もどのように展開していくのか続きが気になるところ。
以上、『妹さえいればいい 5』 感想 レビュー ネタバレ でした。