
こんにちは、Kanon です。今回は…

橘公司先生の『王様のプロポーズ 2』の感想記事です。

詳しく見ていきましょう!
あらすじ
世界最強の魔女・久遠崎彩禍の生活にも何とか慣れ始めた玖珂無色だったが、〈庭園〉とは別の魔術師養成機関〈影の楼閣〉との交流戦代表メンバーに選ばれてしまう。
さらに魔術師専門動画サイト『MagiTube』の超人気配信者・鴇嶋喰良には彼ピとして、全世界に紹介され!?
事態の収拾を図るべく彩禍の姿で交流戦に参加しようとするも……。「魔女様! むしピのカノジョの座を賭けて、アタシ様と勝負っす!」
〈楼閣〉側の代表メンバーだった喰良から宣戦布告を受けることに――。
自分(彩禍)で自分(無色)を争奪するという絶対に負けられない恋と魔術の戦いが始まる!
『王様のプロポーズ 2』 橘公司 ファンタジア文庫 2022年4月20日 発行 より引用
前巻の復習はこちらからどうぞ!
ネタバレなし感想

twitterのネタバレなし感想はこんな感じでした。
以降はネタバレを含む感想になるので、嫌な方はブラウザバックをお願いいたします。
ネタバレあり感想
いろんな意味でライバル登場?な巻
前巻にて世界の救世主であり、また破滅させうる存在でもあった、未来から来た彩禍を退けた無色。
そして今後も"彩禍"として世界を救い続けた暁にはプロポーズする権利を得ることを約束した無色。
こうして今日も無色は世界を救い続ける…
というのが前巻のざっくりしたあらすじなわけですが、ひとつ足りない要素がありますね?
…そう、"ライバル"の存在です。
今巻で登場する喰良(くらら)がシリーズを通してのライバルとなります。
しかし、あらすじだけ読まれた方は「きっと喰良は無色のハーレムの一員では?」と思っていたのではないでしょうか?
かくいう私もその一人で、 本巻の中盤まではそう思っていました。
フタを開けてみると、実は 喰良 はかつて彩禍が倒しきれず、封印するにとどまっていた不死身の滅亡因子"ウロボロス"との融合体であることが判明。
シリーズを通しての敵・フィクサー ポジションのキャラでした。
デザインといい名前といいキャラといい、すごく尖ってる敵キャラですね。
またバトル的な展開でもライバルであり、無色を狙う"ヒロイン"的な意味でも、彩禍や瑠璃のライバルとなります。
今巻の見どころはバトルというより…
個人的な今巻の見どころは、第3章の 彩禍(無色) vs 喰良 の、無色の彼女の座を賭けた3本勝負でした。
そのうち3本目は本巻本筋のお話である魔術学校同士の対抗戦なのですが、その前哨戦の2本勝負。
無色をときめかせる対決
料理対決
この対決で無色が図らずも自作自演して勝利する姿に笑いが止まりませんでした(笑)
無色と瑠璃の、彩禍へのぶっとんだ愛情にも一層磨きが掛かってきていて、このコメディ感が物語を小気味良く読ませてくれます。
総評
ヒロイン・ライバルが揃ったところで「さあ次巻はどんな展開か!?」というところですね。
引き続き楽しみに待ちたいと思います。
以上、『王様のプロポーズ 2』の感想 レビュー ネタバレでした!