
こんにちは、Kanon (@samurai_se)です。
最近、本当に痛感しているのですが、一か月が終わる速さが尋常ではない…
だって来月が終わればもう一年が半分終わりなんでしょ…?
びっくりです…
このブログとしては4ヶ月に突入しまして、めでたく記事数は100記事を突破。
これからも継続してラノベ情報を発信できるよう頑張りたいと思います。

前置きはこのくらいで、今月の推しラノベ、発表したいと思います!
例のごとく、今月刊行の新刊からの選抜ということではありませんので、あらかじめご了承ください。
今月のベストヒット3傑
ベストヒット
- 義妹生活 シリーズ
- 隣の席の元アイドルは、俺のプロデュースがないと生きていけない
- 問一、永遠の愛を証明せよ シリーズ

以下、詳細です!
『義妹生活』 シリーズ
あらすじ
高校生の浅村悠太は、親の再婚をきっかけに、学年で一番の美少女・綾瀬沙季と一つ屋根の下で兄妹として暮らすことになった。
互いに両親の不仲を見てきたため男女関係に慎重な価値観を持つ二人は、歩み寄りすぎず、対立もせず、適度な距離感を保とうと約束する。
家族の愛情に飢え孤独に努力を重ねてきたがゆえに他人に甘える術を知らない沙季と、彼女の兄としての関わり方に戸惑う悠太。
どこか似た者同士だった二人は、次第に互いとの生活に居心地の良さを感じていき……。
これはいつか恋に至るかもしれない物語。
赤の他人だった男女の関係が、少しずつ、近づいていき、ゆっくりと、変わっていく日々を綴った、恋愛生活小説。
『義妹生活』三河ごーすと MF文庫J 2021年1月25日 発行 より引用
魅力
タイトルだけを見ると、『妹モノか…』と敬遠してしまわれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし!
『義妹生活』は義兄妹となったふたりの想いが、倫理と理性の狭間を行き来する様子がとても繊細に描かれています。
おそらく現実世界にも少数ながら同じような状況に陥った人がいるかもしれなくて、その人たちもこの作品の登場人物たちのように思い悩んでいるのかもしれない…
と思わされるところが魅力だと思います。

詳しくは過去の投稿をご参考に。
『隣の席の元アイドルは、俺のプロデュースがないと生きていけない』
あらすじ
人生オール80点。
そんな俺が託されたのは、元トップアイドル・香澄ミルの世話だった。
ファン対応がしみつきなかなかクラスに馴染めないミル。
そんな彼女に頼られるうち、俺たちは図らずも運命共同体になってゆく。
『 隣の席の元アイドルは、俺のプロデュースがないと生きていけない 』飴月 ファンタジア文庫 2022年5月20日 発行 より引用
魅力
主人公が元アイドルと出会い「普通の女の子」になろうとする過程が描かれます。
タイトルからして「コメディ要素強めなのかな?」という印象を抱きますが、実際に読んでみるとそんなことはなく、ボーイ・ミーツ・ガールの青春小説要素のほうが強かったですね。
メインヒロインだけでなくサブヒロインも心の内に強い思いを抱えており、心理描写が秀逸。
そして、物語の筋はメインヒロインのミルが主人公に恋するまでを描いているのですが、それとは別に「ありのままでの自分を受け入れてほしい」という誰もが抱いている願望も表現されており、共感性の高い作品になっていました。

詳しくは過去の投稿をご参考に。
『問一、永遠の愛を証明せよ』 シリーズ
あらすじ
その日、僕は告白するつもりだった。何度も僕に告白してくれた両片想いの後輩・朱鷺羽凪沙に。
屋上で二人きり、想いを告げてついに恋人同士になる――はずが、僕らは恋と愛を巡るゲーム「コクハクカルテット」に巻き込まれてしまう。
ゲーム中に恋愛が成就すれば「永遠の愛」が魔法の力で約束されるが、成就しない恋は「はじめから」なかったことに。つまり、恋をする前の関係に戻ってしまうのだ。
「僕は永遠なんて保証抜きに、好きな人と愛し合う過程を大事にしたい」
「永遠の愛が手に入らないなら、この気持ちを綺麗さっぱり忘れたいです」
そんな究極の選択を前に、僕はこのゲームを否定するために動き始める――。
『問一、永遠の愛を証明せよ。 ヒロイン補正はないものとする。』かつび圭尚 MF文庫J 2021年11月25日 発行 より引用
魅力
繊細優美な文章表現と、それに相まってシリアスなテイストのストーリーが哀愁感を醸し出しています。
登場人物たちのそれぞれの好意がひしめき合っているのですが、その"想い"を巡るゲームを通じて、"恋"、そして"永遠の愛"について描かれます。
登場人物たちの心理描写が秀逸で、読んでいて没入感があります。
読書好きな人は間違いなくこの作品の世界観にどっぷりと浸ることができるでしょう。
読後感も素晴らしいです。

詳しくは過去記事を参考に。
総評

今回はとても満足度の高い作品が多かったです。
すでにいくつかのシリーズを刊行されていて、実績も豊富な三河先生は言わずもがな、安定したクオリティの作品だなという印象を受けました。
対照的にかつび先生は「最初で最後」と思って応募した作品が、「永遠の愛を証明せよ」シリーズだったとのことで、驚きでした。
すごく洗練された表現が散見され、すでにいくつかシリーズを刊行されているのだろうかと思いきや、応募作だったとは…
すっかりファンになりました。
以上、『【2022年5月】毎月の推しラノベ!!』でした。